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鎌倉の長谷寺で写経を初体験!体験レポート


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一度やってみたいと思っていた写経。

休みを取って今日行ってきました!

 

www.hasedera.jp

 

鎌倉から江ノ電に乗り「長谷」駅から徒歩5分。

駅からは案内板が出ており初めての方でも迷わず行けると思います。

 

 

写経受付の流れ

 

拝観料(大人だと300円)を払い中に入り、右に行くと写経会場(書院)があります。

最初に貼った写真は書院の庭。長谷寺のメインの拝観ルートもきれいで落ち着く雰囲気なのですが、書院には写経をする人しか入れないということもあり、他の場所とは違った特別感があります。

 

建物の中に入るとすぐに受付があります。

靴を脱いだ後、受付で用紙代(1000円)を払い、写経用紙を受け取ります。

初めてだと、道具はどうするのか、どういう順序でやるかなど、わからないことばかりですが大丈夫。

受付の方が丁寧に教えてくださいます。

 

ちなみに、写経用紙は3種類から選ぶことができます。

①延命十句観音業(所要時間30分~1時間)

②般若心経(所要時間1時間半~2時間)

③写仏(所要時間2~3時間)

料金はどれも同じです。

所要時間は受付で聞いた時間を書いています。

写経の受付時間は9時から15時ですが、特に初めてだと時間がかかるので、時間に余裕をもって行く方がいいでしょう。

 

写経用紙は般若心経を選択。般若心経って?

 

長谷寺の写経用紙は上で書いた3種類がありますが、私は般若心経を選びました。

せっかく写経をするのだから、あらかじめ写経できるお経の意味を知っておきたいと思い調べたところ、般若心経の内容がいいなと思ったからです。

 

般若心経は、仏陀の弟子のシャーリプトラに、観音菩薩が教えを説くというもの。

教えの内容については説明が難しいのでここでは割愛しますが、リンクを貼っておきます。

 

↓ネットでいろいろ見た中で、個人的に一番わかりやすく頭に入ってきた訳です

『般若心経』を現代語訳するとこうなる - 存在が存在することの意味を説くお経 - - 禅の視点 - life -

 

↓過去に話題になったらしい、ロックな現代語訳

3年前話題になった超スゲェ「般若心経 現代語訳」がネットを通じ再注目 | ニコニコニュース

 

いよいよ写経!

 

さて、いよいよ会場に入ります。

長谷寺の写経会場は、席の多くが机といすの形式なので、正座での足のしびれなど気にせず写経に集中することができます。

 

まずは好きな座席を確保。

会場の正面にある仏像の前に行き、手を合わせてから、その側にある筆記具を取って着席します。

筆記具は鉛筆・ボールペン・筆ペン・筆の4種類が揃っています。

私は筆ペンを選択。

墨・硯・文鎮は各席に備え付けられています。

会場に全ての道具が備え付けられているので手ぶらで写経できるし、墨をすらなくても写経できちゃうのは、初心者にとって嬉しいポイントです。

 

また、写経用紙には文字が薄く印刷されているので、書道が得意でない方でも安心して写経できます♪

(私自身書道はそれほど得意ではなかったし、筆の手入れが面倒で、いつも筆をカチカチにしてしまってました)

 

準備ができたら、あとはひたすら書くのみ!

不慣れだったこともあり、丁寧に書いていたら、書き終わるころには2時間経っていました。

 

最後に写経用紙を仏像の前にある台に置いて奉納し、仏像に手を合わせます。

最初に手を合わせたときと比べると、すごく落ち着いて感覚が研ぎ澄まされたような感じになっていたのが実感できました。

 

写経から学んだこと6つ

 

2時間もの間、ただ文字を書き写すだけではあったのですが、その間にたくさんの学びがあったので、ざっくりと書きます。

(人によって感じ方は違うと思うので、あくまで私の場合です)

 

①まずは基本に忠実にやる→小学校で習った、筆は立てて使う、始筆と終筆を丁寧になど、思い出すことからスタートしました。

 

②一つ一つを丁寧に、集中してやる→普段文字を書くのと同じ感覚だときれいにできないのだと、一文字目にして気付いてしまったので、一画一画を丁寧に書いていきました。

 

③全体像を意識する→少し書き進めていくと、ただ見本のとおりに線を写すだけでは、いくら丁寧にやっても出来上がりがいまいちだと気付いたので、今何の字を書こうとしているか、文字の全体像を意識して書くようにしました。

 

④自分の癖に気づいて修正する→右のはらいが長くなってしまうとか、自分の癖が出てしまうと文字のバランスが悪くなってしまいます。なかなか直りませんでしたが、悪い癖は直す努力をしました。

 

⑤失敗を引きずらない→一文字失敗しても、投げ出すわけにいかないので、気持ちを切り替えて次の文字に集中しました。

 

⑥体に負担をかけすぎない→頑張って書いていたら肩が凝ってきて、最後の方は肩こりがしんどかったです(笑)頑張るのはいいけど、集中しすぎて無理をすることがないように気をつけなきゃと思いました。

 

これらのことって、写経に限った話ではなく、普段の生活、特に仕事とかでは大切になってくるのではないかと思うのです。

箇条書きにするといたって普通のことですが、普段できているかというと怪しい。

写経を通して、目の前のことに取り組むときに心がけるべきことを、実感を持って理解することができました。

 

写経はヨガに似てるかも。もちろんヨガをやっていない方にもおすすめです!

 

写経では、目の前の一字一字に向き合って、細かい部分を意識しながら文字を書き写していきます。

文字を書く中で、自分の癖に気づいて、それを修正していきます。

これって、ヨガをする中で意識することと同じだと思うのです。

 

さらに、そうやって集中して取り組んだ後の、落ち着きや研ぎ澄まされた感覚。ヨガのレッスンが終わった後の感覚と同じだと思いました。

 

ヨガと仏教の関係についてはよく知らないのですが、同じ古代インドで生まれたもの同士、似た点や影響しあった点があるのでしょう。

ヨガをやっている人なら、きっと写経もお気に召すのではないかと思います!

 

もちろん、ヨガをやっていない方にもおすすめできます。

集中して写経に取り組んだあとのすっきり感を、一度味わってみていただきたい。

(宗教的な理由がある場合などはもちろんこの限りではないし、多くの日本人と同様、私は仏教を深く信仰しているわけではないですのでご安心を)

 

非日常の体験と、ストレス解消くらいの軽い気持ちでいいはず。

古都をめぐる観光プランの選択肢の一つとして、よかったらどうぞ。