災害持ち出し&防災備蓄は何を用意すべきか?一人暮らし会社員が考えてみた。
まずは北海道で地震の被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
電気は復旧しつつあるようですが、まだまだ苦労されていることと思います。
さて、今年は災害が多いですね。
私は東京に住んでいますが、実家は関西にあります。
大きな災害といったら阪神大震災くらいしか思いつかなかった地域なのに、今年は地震があり、豪雨があり、台風も直撃してびっくりしています。
東京でも先日大雨が降りました。
幸いにして長時間降り続くような雨ではなかったのですが、ものすごい雨と雷で、周囲より低くなっている場所にあっという間に水が溜まっていったのが衝撃的でした。
失礼ながら、西日本豪雨で短時間のうちに水位が上がってしまった場所では、逃げるに逃げられなくなっていたなんて「うそやん」と思っていました。
しかし、ものすごい雨が降ったり、近くの川が氾濫でもしたら、本当に短時間で水が押し寄せてきてしまうんだと実感しました。
そんなわけで(前置き長くなりましたが)、いますごく防災には興味があります!
色々な記事を参考にさせていただいて、自分なりに持ち出し品と備蓄品のリストを作ってみました。
0 必要なセットは3(+1)つ
災害が起こった時に必要なものは意外とたくさんあります。
全部を一度に持ち出そうとすると運びきれない場合もあるので、優先順位をつけることが重要です。
また、家にいろいろ備蓄していたとしても、外出先で被災してしまったら、家に帰るまでの間はそのとき持っているものでしのがなければなりません。
そこで、多くの記事では、必要なセットを3つに分けていました。
①持ち歩き品・・・出先で被災した時に身の安全を確保できる最低限の物
②持ち出し品・・・すぐに避難しなければならないときに、とりあえず持って出るもの。安全確保の道具・情報収集の道具・1日分の食糧や水などを入れておく。
③備蓄品・・・いったん安全が確保できた後に、自宅や避難所で過ごすために必要になるもの。水や食べ物などが中心。
最低3日分あればいいが、被害が広域になってしまうと支援物資が届くのが遅れるので、1週間分用意できるといいそう。
私はさらに、夜中に災害(主に地震)にあった時のことを考えて、枕元にもセットを用意しておくといいんじゃないかなと思っているので、計4つのセットを準備することになります。
1 持ち歩き品
通勤かばんに入れておくものたちです。
・スマホ
・貴重品・・・クレジット派であっても、現金はある程度持っておかないと、停電したら何も買えなくなる。
・モバイルバッテリー・・・充電されているもの。
普段から持ち歩いているものの、充電が十分かちゃんと見ていないことが多いので、気をつけなきゃと思っています。
・笛か防犯ブザー・・・購入予定。助けを呼ぶとき用。
防犯ブザーは電池切れでいざという時使えない可能性があるので、両方持つかホイッスルだけにするつもりです。
・軽食(飴など)・・・今まで持ち歩いていませんでしたが、かばんの中に追加しておきます。
・水・・・500mlのペットボトルを1本持つとよいそうです。
しかし何気に重いのと、お金がかかったりゴミが増えたりするので、どうするか検討中。
・筆記具
・ハンカチ
・身分証
・折り畳み傘・・・豪雨や暴風では役に立たないかもしれませんが、天候の変化には耐えられる方がよいはず。
・歩きやすい靴・・・通勤靴はスニーカーかぺたんこがいいですね。
この前強風で交通機関が乱れまくってたのでヒールで一駅歩きましたが、足が痛くなりました。
・写真・・・家族など、大切な人の写真を1枚だけ。
行方不明者の捜索に役立つだけでなく、心の安定にも大きな役割を果たしてくれそうです。
2 持ち出し袋
たくさんあるのでジャンル別に分けます。
大半はトラベル用品と一緒に、スーツケースにまとめて置いてあります。
<災害専用>
・ヘルメット・・・購入予定
・携帯トイレ一日分・・・購入予定
・手回しラジオ・・・中学生の時(10年以上前)に技術の授業で作った手回しラジオ(ライト付き)を持っています。
昨日動作確認をしたらちゃんと動きました。古い品ですがUSB充電ポートが1つついているので、スマホの充電もできそうなことに感動。これを教材にした技術の先生ありがとう!
・東京防災・・・ネットでも高評価の、東京都が作った防災本。都民でなくても1冊持っておくといいかも?
・水なしで使えるシャンプーとハミガキ・・・購入予定
・ポータブルリュック・・・数年前に父がくれたL.L.Beanのもので、小さな巾着に折りたたんで持ち歩くことができるリュック。
今は広げた状態で、災害専用品を入れるための袋として使っています。
<トラベル品と兼用>
・ウェットティッシュ・・・途上国に旅行に行くときの必需品。
日本でも被災すると衛生状況が悪くなるはずなので必須になるはず。
・虫よけシート・・・上に同じ。
・トラベル用の洗顔・化粧水・乳液セット・・・災害にあった時に化粧なんかしないと思うけど、できることなら発災時につけていた化粧だけはちゃんと落としておきたい。
<日用品と兼用>
・常備薬・・・大人一人だと使う機会が少ないので、多少取り出しにくいところ置いても問題なし。
・ポケットティッシュ
・タオル・・・新品1枚、使い古し2枚。
・電池
・マジック
・爪切り
・剃刀
・毛抜き
・ポリ袋
・スニーカー・・・もし被災しても、よほどのことがない限りは玄関から避難すると思うので、別で1足用意せず、普段使っているスニーカーを普通に下駄箱に入れておきます。
<その他>
・貴重品・・・普段持ち歩かない、預金通帳や印鑑など。
3 備蓄品
<災害専用>
・携帯トイレ2日分・・・購入予定。持ち出し品で1日分入れるので、残り2日。
・保冷バッグ・・・備蓄品をまとめておける大きいサイズのものを用意しておいて、いざという時は中身を出して、冷蔵庫の中のものを移し替えられるといいなと思っています。持っていないので購入を検討。
・寝袋
・レジャーシート
・裁縫セット・・・最低限の道具しか入れないコンパクトなものを、普段使い用と別で用意したい。
針・糸・はさみ・安全ピンくらいあればOK?
<食料・キッチン用品と兼用>
・水3日分(1日2Lとする)
・食料3日分
↑飲食物はローリングストックでできるだけまかないたいです。
まだ考え中の部分もあるので、まとまったら別記事にするつもりです。
・ラップ・・・今はストック0本で、無くなる直前に買いに行っています。
それをストック1本に増やして災害対策にします。
・アルミホイル・・・同上。
・ライター
・缶切り
・割りばし
<普段着と兼用>
・部屋着・・・動きやすくて外で着てもOKなジャージなど。
・下着
<日用品と兼用>
・トイレットペーパー
・生理用品
・マスク
・工具一式・・・使用頻度は低いので、取り出しにくいところに置いていても大丈夫。
4 枕元用
寝ている間に災害にあった場合に、すぐ手に取れるとよさそうなものたち。
寝ている間は無防備だけど、地震で物が落ちてきたとしても、布団や枕で身を守れるのはメリットだと思います。
・懐中電灯
・スリッパ・・・購入予定。ガラスの破片が床に飛び散ったりして危険なことがあるので、底の厚いものがあるとよいそうです。
・アイマスク・・・普段の眠りのお供にだけでなく、避難所での安眠にも役立つ。
・眼鏡・・・コンタクトユーザーでも、非常時はメガネの方が便利な気がします。
・部屋着1セット・・・実際には着替える余裕などないかもしれませんが、外に出る前にジャージくらいはおれるといいんじゃないかなと。
5 リストを作りながら思ったこと、これから検討したいこと
「災害の時しか使わないけど、災害が起こると必要になるもの」を、ほとんど持っていなかった
例えばヘルメットや、携帯トイレなどです。
これまで災害対策を本気で考えてこなかったことの表れ?笑
今回真面目に考えたことをきっかけに、ケチらずちゃんと用意しておこうと思います。
日用品と兼ねているものをどうするか?
持ち出し品の中の爪切りや医薬品、備蓄品の中のトイレットペーパーやラップ、衣類などが該当します。
災害用だからと割り切って、普段使いのものとは別に必要な量だけを持っておくという考え方ももちろんありだと思います。
しかし、普段使いと災害用を完全に分けてしまうことに、私はデメリットを感じてしまいます。
・災害用の袋に何が入っているか、忘れてしまう
・何年も放置した結果、劣化して使えなくなったり、サイズの合わないものが出てくる
・単純に持ち物の量が増える
・ストレスの多い避難生活では、できるだけ普段と同じものを使った方が、ストレスが減る
といった理由です。
なので、災害時にも必要なもので普段使いできるものは、できるだけ日常生活の中で使っていきたいです。
しかし、日常生活の中で物を使うということは、どうしても取り出しやすさ、使いやすさを重視した収納の仕方を取ってしまうことになります。
そうすると、収納場所が分散してしまうため、いざという時にさっと荷物をまとめることが難しいかもしれません。
(私のように一人暮らしで家が狭い人なら、少々収納場所が分散していても、すぐに荷物をまとめられるかもしれませんが)
そのあたりをどう折り合いをつけるか、これから検討して、今の自分にとってベストな方法を探せたらと思っています。