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今よりも、ちょっといい自分を目指したい。シンプルでおしゃれで、良質な毎日を送るための実践記録です。

苦手な人=なりたい自分? 苦手意識が育つ心の動きを図にしてみた

ときどき、なんとなく疲れやすくて、メンタル面でもマイナス思考に陥りがちな時期があります。

今回は、苦手なタイプの人と関わらなければならないかもしれないことを恐れて、人間関係がおっくうになってしまっている状態への自己嫌悪がすごかったので(笑)、通勤中にスマホでネットサーフィンしながら、ぐるぐると考えを巡らせていました。

 

※この記事を書いているときは既にマイナス思考からは抜け出してます。元気です!

 

 

 

通勤中に見つけたネットの記事

 

 

嫌いな人、苦手な人から「なりたい自分」がわかる | 自己嫌悪からの脱却

 

嫌いな人には共通点があるはず。

本当はその人のようになりたいと思っているのでは?

というのが記事の内容です。

 

一部を引用します。

 

しかし実は、嫌いな人というのは「自分も本当はそうなりたい」と思っている相手なのです。

例えば、偉そうに振る舞う人が嫌いという人は、自信がなく、他人からどう思われるかが気になってしょうがない人です。本当はもっと堂々と自信をもって、相手の目など気にせず振る舞いたいと思っています。ただ、怖くてそれができません。

 

だから、平然とそれができる相手を妬ましく感じます。そして、それができない自分に対して惨めな気分になるのが嫌だから、「あんなふうにはならない方がいい」と思い込もうとし、相手のことを嫌いになるのです。

 

これを読んで、なんだか腑に落ちました。

私の場合、苦手なタイプの一つに、「感情的な人」があります。

でも本当は、自分自身が感情を表に出すことが苦手なので、気持ちを素直に表現できる人が、うらやましいと思っているのです。

 

じゃあなぜ、あこがれの対象になるはずの相手に対し、嫌な感情を持ってしまうのか?

 

電車に揺られながら、自分の心の動きを分析してみたのが、下の画像です。

(一人で電車に揺られているときや歩いているときって、思考がはかどります)

 

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図の上から矢印に沿ってみていきます。

 

①まず、他人と自分を比較してしまうところからスタートします。

 いつも気にしている自分の短所と、相手の人の長所を比べてしまいます。

 

②自分が欲しくてしょうがない個性を持っている人が、無意識のうちにうらやましくてたまらなくなります。

 

③自分が嫉妬しているという事実は認めたくないもの。

 「あの人がうらやましい」「嫉妬している自分が嫌だ」という気持ちはフタをされ、はっきりと自覚することはないものの、なんだか嫌な気持ちだけは味わいます。

 

④「自分もあの人と同じことをしたら、周りから不快に思われるかもしれない」、だから「あの人みたいにはなりたくない」と思います。

 

⑤その人のようにならないような行動を実際に取ります。

 例えば感情的な人になりたくないと思い、自分の感情を素直に表現することにブレーキをかけてしまうといったことです。

 

⑥自分自身で行動にブレーキをかけてしまうことにより、ますますその行動が苦手になり、劣等感が増していきます。

 

この負のスパイラル、ぐるぐる回れば回るほど、中央にある「苦手意識」がどんどん高いところに上がっていき、強化されていってしまうのです。

ハンドルを回すと、座面が上に上がっていく椅子のようなイメージ。

 

負のスパイラルを止めるにはどうすればいいの?

 

ぐるぐる回っている悪い思考のどこか断ち切ればいい。

 

例えばこういうことです。

①→他人と比べるのをやめる

②③→「今、嫉妬しているんだ」という感情を受け入れる

④→他人のある性格や行動に対して自分が嫌な気持ちになったからといって、他の人も同じように嫌な気持ちになるとは限らないと考える

⑤⑥→うらやましいと思う相手のようにふるまうことを、自分にも許可してあげる

 

ただ、言うのは簡単なんですが、実際にやるとなると難しいんですよね・・・笑

私もまだまだ悪いループから抜け出せていない状態なので(その時の自分のコンディションにもよりますが)、偉そうなことは言えません。

 

人が不快な気持ちになるポイントは、必ずしも自分とは同じではない

 

最近、何気ない会話の中で、負のスパイラルから抜け出すヒントになることに気づくことができました。

 

私は、他人に対して、特に電車の中で大声で話していたり、荷物や開いた足で場所を取るなど、公共のマナーを守れない人にイライラします。

それを話したところ、他人にはほとんどイライラしないいう反応が返ってきました。

逆に自分がやろうとしていたことがうまくいかないと、すごくイライラするみたいです。

私なら自分の失敗に対して悔しい気持ちにはなりますが、イライラすることはありません。

 

つまり、人が不快な気持ちになるポイントは、必ずしも自分とは同じではないのです。

 

「自分がされて嫌なことは、ほかの人にしちゃダメ」

子供のころ、親からそうしつけられて育ってきた私達。

 

もちろん、相手のことを思いやって、相手に不快な思いをさせないようにすることは、人付き合いの中で必要なことです。しかし、人を不快にさせるのではと過度に恐れて、自分の行動を押さえつけすぎてしまうのは、かえって問題なのではないでしょうか。

その行動をされた結果、不快に思うかどうかは、自分ではなく、相手の人が決めることなのですから。

 

自分の心にかかっているブレーキをゆるめてあげることができれば、

「なりたくないと思い込んでいたけど、本当はなりたかった自分の姿」

に近づくことができるかもしれません。

 

そうすれば、他人と自分を比べて、嫌な気持ちになることも減ってくるはず。

私自身、そう思って精進することといたします。笑