ぴったりの靴に出合うために、自分の足の正しいサイズを知る。計測体験レポート
靴を買っても靴擦ればかり・・・
試しばきもしているのに、ぴったりの靴に巡り合えたためしがない。
なんてこと、ありませんか?
今回は、足のサイズを詳細に測ってもらい、自分の足にどのような特徴があって、どんな靴が合うのかのアドバイスを受けてきたので、内容や感想など書いていきます!
長くなりますが、お付き合いください。
1 足の計測を受けようと決めたきっかけ
①自分のサイズがよくわからない
学生時代は、かかとがカパカパしているのにもかかわらず、思い込みで24.0をずっと買っていました。
社会人になり、靴のサイズにも気を配って選ぼうと思うようになり、試行錯誤の末23.0に行きつきましたが、かかとの靴擦れが起きまくるなど、トラブルはなくなりません。
自分が思っているサイズが正しいのかも、よくわからなくなっていました。
②ヨガのレッスンで、足の土台作りが必要だと言われた
ヨガでは、ポーズを取っているときの体を支えるために、足の土台ができているかが重要です。
ポーズによってはある程度の時間維持するのが厳しかったり、立っているだけの状態でも、足先から頭まで一本線が通っているような立ち方の感覚がわからなかったりといったことがあります。
先生からも、足の土台をしっかりさせたほうがいいねと言われました。
ヨガをやっているときだけ土台を意識するのではなくて、普段の生活で姿勢を正したり、足をよい状態に持って行ってくれる靴を履くなどして初めて、強い足ができるのではないかと思いました。
③ぴったりだと思って買った靴で靴擦れ
これまで通勤用に買っていた3Eの靴が、横幅がゆるくて足が前にずれてしまっている気がするし、足の裏が痛くなる。
そう思って、その靴が古くなって買い替えるタイミングで、もう少し細い幅の靴を試してみました。
試着段階ではぴったりだと思いましたが、実際長い時間履いてみると、足の裏は楽になったものの、かかとが盛大に靴擦れ。
あと少しのはずなのに、正解にたどり着けなかった気がして悔しくなりました。
2 比較検討の末、赤坂にある「シンデレラシューズ」さんを予約
さて、そういうわけで、自分一人で試行錯誤しても、あとちょっとのところが分からない。
それなら、プロの力を借りるのが近道だ!と思い、自分にぴったり合う靴を見つけられるサービスを探すことにしました。
オーダーシューズは高すぎて論外。
セミオーダーはまあ買えなくはないけど高いし、市販の靴を自分で選べるようになった方が、選択肢は広がります。
こうして見つけたのが足の計測や靴の補正をしてくれるサービスでした。
無料での足の計測サービスもありましたが、靴などを売っているお店がほとんど。
流れで靴を買わされたたり、自社製品をおすすめしたいがために、正しいことを言ってくれなかったりしたら困ります。
一方で、靴を売らない、計測専門のところはそれなりのお値段がしますが、今後の足の健康や、合わない靴を買ってしまう費用を考えれば決して高くないだろうと思いました。
場所や内容など(かなりの人見知りなので、1:1でいろいろ教えてもらうようなときは、担当してくださる方がどんな方なのかも見たりします。笑)比較検討の結果、東京・赤坂にあるシンデレラシューズさんに予約を入れることにしました。
↑ブログが設置されていて、足のトラブルや計測について、実例をまじえながら書かれているので、それを読むだけでも勉強になります♪
初めて施術を受ける場合、足の計測のみか、靴の調整込みのコースを選ぶことができます。
そこそこ安い靴しか持っていないので(笑)、計測のみのコースを予約しました。
足の計測と手持ちの靴のぴったり度チェックを行い、90分で16,200円(2018年7月現在)です。
3 当日の内容
①カウンセリング
オフィスの入ったビルのフロントで待っていると、施術をしてくれる、シンデレラシューズ代表の松本さんがお迎えにきてくださいました。
小柄で穏やかそうな雰囲気の女性の方です。
はじめに、基本的なデータ(名前や足のサイズ、痛くなりやすい場所など)をシートに記入して、どんなトラブルがあるかなど簡単に話します。
②計測項目の説明
次に、今回足のどういったところを計測するのか、それぞれの計測項目について、どんな意味があるのか、詳しい説明がありました。
シンデレラシューズのブログを読んでから施術を受けたので、説明内容は一度見たことのあることが多かったですが、主な項目すべてを一つ一つ順番に教えていただくと、整理された状態で知識が頭に入ってくるので、理解しやすかったです。
例えば、足囲と足幅はどちらも足の横部分の長さを測るものですが、
同じ足囲でも、足幅が大きければ薄い足、小さければ厚い足になるので、合う靴が変わってきます。
こういうことを一通り教わったら、いよいよ実際に計測です!
③計測
計測は裸足になって、立ったり座ったり、足型を取ったり、歩いたり。
立っているときと座っているときなど、状態によって、足への体重や圧力のかかり方が違うので、足のサイズは少し変わるんだそうです。
いろいろなことをしますが、会話しながらさくさく進んでいきます。
④解説
計測が終わると、角度を測る項目を分度器で測ったり、計算が必要な項目の数字を出しながらの解説タイムです。
結果、JIS規格のサイズは、23.0のEEかE。
いたって普通のサイズで、サイズの左右差もほとんどないので、合う靴は見つけやすいとのこと。
外反母趾や内反小指の問題もありません。
よかったー!
でもそれじゃあ、なんで靴が合わないの? と、疑問がわいてきますが・・・
・開帳足(足の横アーチが崩れて足が広がってしまう)なので足の裏が痛くなりやすい
・かかとのカーブがほとんどなく直角ぎみなので、かかとが靴のラインに合わず、靴擦れしやすい
・足が少し倒れているので、靴擦れや、ヒールの偏ったすり減りなどの原因になる
などといったことがあるようです。
こういった足の傾向を、うまくカバーするための中敷きの入れ方も教えていただきました。
⑤手持ちの靴のチェック
持ってきた靴(最大5足まで。今回はパンプス3足)を実際に履いてみて、足に合っているかをチェックしていきます。
足に合う靴を選ぶには、どんなところを見たらいいのか、ポイントも教えていただきました。
さて、持ってきた靴は全て23.0で、長さは合っているのですが・・・
実は、全部大きかったことが判明。笑
足囲が大きすぎたり、靴に指が当たってしまっていたりしたのです。
どおりで、指がきついのにかかとが抜けるわけだ。笑
最後に質疑応答タイムがあって、全メニューが終了です!
4 感想など
やっぱり、実際に測って教えていただくことで、自分では気づかなかったことがたくさん分かりました。
足の長さについては、学生時代に買っていてかかとがカパカパだった24.0から、試行錯誤の末23.0にたどり着くことができていました。
幅については、3Eでは幅広すぎるのかもしれないということに、自力でもようやく気付きつつありました。
しかし、それ以外のところ(開帳足やかかとのカーブなど)については、自分だけでは分からなかったと思います。
ネットで調べて、「もしかして私はこれなのかもしれない」と思ったとしても、他人の足と比べたわけではないので、確信をもってそうだとはいえません。
色々な人の足を見てきた人の目を通すことで、自分の足の傾向を正しく理解できました。
また、自分の感覚だけで靴を買い続けていたら、いつまでたってもゆるい靴しか買えていなかったんじゃないか、とも思います。
自分に合う靴が見つからない、ヒールが痛くて履けない、などなどお悩みをお持ちの皆様。
一度、ご自身の足のサイズを測ってもらい、アドバイスを受けると変わるかもしれません!
(今回は思っていたサイズと実測サイズが同じでしたが、測ってみて思っていたサイズと違ったという方がとても多いそうです)
これからは、足の悪い癖を直しつつ、靴を買うときはサイズの合ったものが選べるように、頑張っていきたいと思います♪