自分の才能が分かる!「ストレングスファインダー」を受けてみた
「ストレングスファインダー」ってご存知ですか?
性格診断テストの1種みたいなもので、アメリカのギャラップ社が提供している有料診断です。
最近電車の車内広告で見かけた方もいらっしゃるかもしれません。
このテストの特徴は、人々が持っている「資質」を34種類に分類し、その上位5つの組み合わせ(約3000万通り!)によって、自分自身が持って生まれた才能を明らかにしてくれるということ。
この記事では、以下の内容についてご紹介します。
ストレングスファインダーとは?
繰り返しになりますが、ストレングスファインダーは、アメリカのギャラップ社が提供する有料の性格診断です。
ギャラップ社は、数多くの人々のインタビュー調査から、人々が持っている「資質」を34種類に分類しました。
例えば、資質には次のようなものがあります。
・社交性
・共感性
・慎重さ
・責任感
・目標志向
これらの資質のうち、上位5つの組み合わせ(約3000万通り!)によって、自分自身が持って生まれた才能を明らかにしてくれます。
このテストは、あくまでも自分が持っている「才能」を診断するものです。
ストレングスファインダーについての書籍「さあ、才能に目覚めよう」には、このように書かれています。
・診断の結果出てきた資質を、自分の強みとして生かせるかどうかは自分の取り組み次第。
・このテストは適職を判断するものではない。ある職業に向いていそうな資質を強くなかったとしても、自身の資質を生かした方法で活躍することができる。
つまり、どのような資質を持っているかを知るだけでは十分ではなくて、実際にそれを生かせるように行動していくことが大事だということです。
テストを受けるときは、そのことを踏まえた上で受験しましょう!
ストレングスファインダーの受験方法
受験方法は2つあります。
①ストレングスファインダーのアクセスコードがついた本を買う
②ギャラップ社のサイトに直接アクセスする
私は①の「本を購入」の方法で受験しました。
この本にはテストを受けるための「アクセスコード」がついており、つまりは本代にテストを受ける料金が含まれています。
本はこちら(アマゾンに飛びます)
ネットでも購入できますし、書店にも置いてあります。
車内広告に出ていることもあってか、ビジネス書コーナーの一角に平積みされていました。
本を買うか買わないかですが、まず価格的にはほとんど変わりません。(本は定価税抜1800円でした)
診断結果として書かれている内容と、本の内容はほとんど変わらないので、本はかさばるから嫌だという方は、わざわざ本を買う必要はないでしょう。
ただし、サイトから直接購入した場合、自分の診断結果として得られた5つの資質以外=残り29の資質 については、説明を見ることができません。
いちおう、ロックを解除することにより上位5つ以外の資質全ても見ることはできるのですが、8000円程度かかるそうです。
自分が持っている上位5つの資質以外についても詳しい解説を読みたい人は、本を買った方がいいかと思います。
さて、こうしてアクセスコードを入手したら、まずはギャラップ社のサイトでユーザー登録をすることになります。
すぐにテストを始めたいところですが、少し我慢です。
登録が済み、簡単な質問に答えたらいよいよ診断がスタート。
全177問(だったはず)というボリュームですが、1問あたりの制限時間は20秒なので、ぎりぎりまでかかっても1時間くらいでテストは終了します。
ただし、受けている間は途中で止めることができなかったはずなので、しっかり準備を整えて、1時間はテストに集中できる状態にしてから始めるようにしましょう!
筆者ジーナの診断結果
どうでもいいかもしれませんが(笑)、私の結果をご紹介します。
上から資質の強いもの順に並んでいます。
各資質の簡単な解説については、サイトの診断結果を表示したページからの引用です。
1 戦略性
戦略性という資質を持つ人は、目的に向かうための選択肢を想定することができます。いかなる想定に直面しようとも、適切なパターンと問題点を直ちに予測することができます。
2 慎重さ
慎重さという資質を持つ人は、決定や選択を行う時に細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。
3 未来志向
未来志向という資質を持つ人は、未来がどのようなものかについて考え、そこからアイデアを得ます。未来についてのビジョンを語ることで、人々を高揚させます。
4 着想
着想という資質を持つ人は、新しいアイデアを考えるのが大好きです。全く異なる現象に見えるものの間に、関連性を見出すことができます。
5 分析思考
分析思考という資質を持つ人は、物事の理由と原因を追求します。状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる能力を備えています。
感想としては・・・すこし驚きつつも納得できました。
データの傾向をを分析して、そこから問題点を見つけ、解決策(将来へのビジョン)を考えることは好きです。
業務改善的なことについてアイデアを出すのは、周りと比較しても得意かもと、正直思っていました。
しかし、こういったことは自分の頭の中にあるものなので、そういった能力が優れているかどうかは自分自身では分かっておらず、診断を受けたことによってはじめて、自覚できたと思います。
ちなみに診断結果は、5つの資質ごとの詳しい説明に加えて、こんなものも見られます。
・5つの資質の組み合わせによって得られる特徴の解説
・強みを活用していくために、行動していく方法を考えていく手がかりとなる質問
とくに上の・で書いたものについては、資質単体ではなく、組み合わさった場合にどんな強みがあるのかが詳しく書かれていて、より自分仕様にカスタマイズされた結果を確認することができるので、より診断結果に納得できるかと思います。
ストレングスファインダーを受けて変わったこと
ストレングスファインダーは、自分の資質が悪く見えがちな点も指摘しているのですが、その対処法もきちんと書かれています。
それも含めて全体としてすごくポジティブな書き方をしてくれているので、自分の持っている資質がきっと好きになれると思います。
実際、結果に出てきた資質の中で、自分があまり好きではなかったものもありました。
それは「慎重さ」です。
考えてばっかりでなかなか行動に移せないことや、自分をオープンにするのが苦手なことなど。
積極的で、人当たりが良くて、行動力がある人が何かとよいとされる価値観が強い世の中。自分自身もそんな人になりたい気持ちは強いです。
しかし、「慎重さ」を持っているおかげで、事前にしっかり準備したうえで決断でき、失敗を少なくできる。
しっかり考えた上で話すので、誠実な人として見られやすい。
そんな良い点もあるんだと自分の個性をとらえなおすことで、今まで嫌いだった一面を好きになることができました。
また、自分の頭の中になんとなくあったものについて、これが強みなんだと自覚できて、自信を持てるようになりました。
例えば「戦略性」によって、さまざまな課題や解決策を見つけ出すことができます。
「未来志向」によって、将来の素晴らしいビジョンを描くことができます。
今までも、自分がそういったことが得意な方なのかもしれないとは思っていましたが、課題や解決策、ビジョンといったものが思い浮かぶことがあっても、自信が持てずに結局頭の中にしまったままになってしまうことが多くありました。
しかし、診断を受けたことで、「これが自分の強みなのだから、役立てていかなきゃもったいない」と思うようになりました。
自分の頭の中にあるものに自信を持ったことで、自分そのものに対しても、自信を持てるようになった気がします。
おわりに
ストレングスファインダーは有料なので、すこしとっつきにくいところはあるかもしれません。
それに、受けただけで何かが変わるということはありません。
診断結果を参考にしながら、どうやって強みを生かしていくのかを、自分で考えて行動していく必要があります。
そういうとハードルが上がってしまいそうですが、お金を払って受ける価値は、十分にあると思いました。
自分自身の個性を、プラス面から捉え直すことができますし、
自信を持てなかったばかりに生かし切れていなかった長所に気づき、自信を深めることもできます。
自分のよいところがしっかり分かっていれば、周りと比較して落ち込むことも少なくなるはず。
テストを活用して、新たな自分に出会ってみてはいかがでしょうか?